鼓動集鑑賞 5句s

俳誌「脈」に投稿された俳句に、手持の写真を融合させ、俳写としてこのページと俳誌「脈」の裏頁に掲載します。掲載した俳写は俳句誌に掲載し、又は、俳句作者の皆様へ頒布する予定です。

*写真をクリックすると大きい画面で見られます* 

 
 
 
 母に付き手足  山門にこぼれ  
 真似たる踊りの輪  萩散る小さき寺  
 米田 一子   南  洋子  
2017/11  2017/11  
 
 
 
 蓮の花浄土の  クレパスの向日葵  遠目にも確かな
 真気垣間見せ  の絵賞さるる  色や山の藤
 奥野 義治  奥野 義治  岸本美知子
 2017/7   2017/9   2017/9
 
 
 
 紅白の梅睦まじく  菜の花や窓辺  ははそはのははに
 陽を浴びる  明るき一人膳  供へむ桃の花
 南 洋子  中山あけみ  山口 暁子
  2017/5   2017/5  2017/7
 
 
 
 干し柿の影を  黄落の道ふわ 登校の子らに 
 落とせる蛍壁  ふわと踏みしめる  八つ手の花白し
 工原千賀子  福田知津子  薮上 正子
  2017/1  2017/3  2017/3
 
 
 
 2016/11  2016/11  2017/1
 一房の葡萄に  吹く風を素直に  高咲きの皇帝
 一つづつの顔  受けて秋桜  ダリア傾げをり
 杉本 文子  中川 チエ子  中山あけみ
 
 
 
 2016/7   2016/9   2016/9
 犇めける鯉の  花ざくろ今も  しがみつく南無
 背を打つ桜芯  戦地の火の色に  三宝や蝉の殻
 南 洋子  藪上 正子  平田 淑子
 
 
 
  2016/5   2016/5   2016/7
卒寿の身あと  うつむいて吐息  たんぽぽや黄金
幾そたび桜かな  つくかな水仙花  撒くごと咲き初むる
 礒部 正邦  山口 暁子  池澤 睦子
 
 
 
  2016/1   2016/3   2016/3
 山茶花や魂散らぬ  寒の水水琴窟に  初詣そり橋今も
 間に絵筆とる  音を醸す  高きかな
 岸本美知子  中山あけみ  杉本 文子
 
 
 
  2015/11*   2015/11*  2016/1
 我が強く自己嫌悪  花野道行くべし  ひと癖もふた癖も
 の日カンナ咲く  花の果つるまで  ありかりんの実
黒川 佐規子  太田 雅人   工原千賀子
 
 
 
 2015/7   2015/9*   2015/9*
 山桜吉野の山を  池の面押えて  花の名を友に
 咲き登る  立つや水馬  問はるる夏椿
 太田 雅人  米田 一子  南 洋子
 
 
 
 2015/5*   2015/7*  2015/7
 菜の花や母の  月ケ瀬の探梅  夏兆しヨット減り
 手離れ一輪車  遠き日となりぬ たるハーバーに 
 南 洋子  堀口 俊一 松尾 謙三 
 
 
 
 2015/3*  2015/3*   2015/5
 百羅漢百の顔もて  根元まで夕日に  探梅やほころび
 春を待つ  染めて冬木立  初めに逢ひにけり
 太田 雅人  石本けん一  米田 一子
 
 
 
 2014/11*  2015/1*  2015/1*
 ありのまま自分  コスモスや奏でる  晴れて来てやさ しき
 らしくにカンナ咲く  風に揺れ止まず 香り蜜柑山
 杉本 文子  籔上 正子  水野 茂子
2014/9* 2014/9* 2014/11*
アイスティー 紫陽花や 柿の実の色づき
特大カップで石切さん 天に諍ひ花開く 始む三つ四つ
中澤 幸子 太田 雅人 中山あけみ
2014/5* 2014/7* 2014/7*
いつのまに 亀の子の 地を這ひて蒲公英
町を静寂に春の雪 雁首揃へ甲羅干す 一つ黄を点す
藪上 正子 工原千賀子 白杉みすき
2014/3 2014/5* 2014/5
一人居の 懸命に生きて 梅の花カメラ
老いの一徹石蕗の花 眺むる桜かな 向けられポッと紅
石橋 玲子 松尾 謙三 南 洋子
2014/1 2014/1 2014/3*
杉玉の上る蔵元 供花にと 一輪の蝋梅にさす
新走り 秋明菊を剪りにけり 朝日かな
太田 雅人 米田 一子 白杉みすき
2013/9* 2013/11* 2013/11*
夫逝きし
花火大輪散る空へ
碁を終えて月下美人の咲くを待つ 思い出は昭和に多し
彼岸花
奥村京子 礒部正邦 中山あけみ
2013/7* *2013/7 2013/9*
花果てて陀羅助求む
吉野坂
うら淋し海女の笛聞く伊勢の海 青鷺に水絶え間なく
過ぐばかり
中澤幸子 堀喜美子 平野敏子
2013/3* 2013/5* 2013/5*
街路樹の
電飾の綺羅十二月
黄水仙ふっと
出会いし庭の隅
幼子の先づ描く花は
チューリップ
中川チエ子 中山あけみ 福田知津子
2013/1* *2013/1 *2013/3
品定め
南爪軍団ごろりんと
鶏頭花
揺れてぽつぽつ通り雨
飾らない
人柄が好き水仙花
籔上 正子 石橋 玲子 角田 菊子
*2012/9 2012/11* 2012/11*
一呼吸遅れて揺るる
花芭蕉
愛憎の焔は内に
曼珠沙華
風なきと思へど揺るる
秋桜
伊藤 とら 石橋 玲子 松尾 謙三
*2012/7 2012/7* 2012/9*
古沼に妖怪ばなし
蓮咲く
夜桜や心の闇に
夢灯し
十薬や九十の坂を
健やかに
伊藤 とら 籔上 正子 石本けん一
2012/5* *2012/5 2012/7*

今の世は
じゃじゃ馬ばかり梅の花

蹲踞に浮かぶ椿や
門跡寺
いとしさの落ちた椿を
拾いけり

礒部 正邦

大本みつ子

高桑 貞子
2012/1* 2012/3* 2012/3*

菊薫り
合格通知届きけり

水仙や
公園の隅二、三輪
南天の実たわわなりて
かたぶきぬ

米田 一子

工原建太郎 南  洋子
2011/11* 2011/11* 2012/1

曼珠沙華
旅路の果ての道しるべ

災害は他所事ならず
鰯雲

蓮の実の
花に競ひて茎伸ばす

福田知津子

石本けん一

平田 淑子

2011/07* 2011/09* 2011/09*

揺蕩て肩にかかるや
糸さくら

人住まずなりて久しく
枇杷熟るる 
きのふより
青の深まる青田波

中澤幸子

白杉みすき *宮坂三智子
2011/05* 2011/05* 2011/07*
菜の花の咲き出て
日向強調す
梅一輪ルーペかざして
絵筆とる

鯉のぼり
園児の歌に初泳ぎ

平野 敏子 山下 昭美

杉本 文子

*2011/01 2011/03* 2011/03*
白鳥は凛と浮きをり
昆陽池畔

遠からず
散りて芥となる紅葉

蝋梅の
いろつやとけてゆく日和

堀 喜美子

平田 淑子 若原 捷子
2010/11* 2010/11* 2011/01*

廣き葉を抜き出て
赤き花カンナ

コスモスは大揺れ
小揺れ影とめず

雲ふえて
ここは秋天何丁目

米田 一子

堀 喜美子

林 ちぐさ
2010/7* *2010/9 2010/9*
父の歳越えて
今年の花火見る
黒と黄の翅見よと翔ぶ
秋の蝶
あじさいの
色変わるさま嬰のごと
  堀口 俊一主宰 芹生 緑斗 山下 昭美
2010/7* 2010/7** 2010/7*
伊賀者の
潜んでゐさう城薄暑
糖値には濃き朱線あり
額の花
遠き日へ綿たんぽぽを
飛ばしやり
工原千賀子 生田 亮子 中澤 幸子
2010/3* 2010/5* 2010/5*
芒の穂真白き上に
夕茜

しなやかに
通る風あり花菜道

のどけしやひねもす
糸垂る釣りの人

宮坂三智子 市岡まさ子 湊 千代子
2010/1 *2010/1 2010/3
対岸に手を振る人や
石蕗の花
コスモスの風が幼き
子をつつむ
空気澄む広間の一枝
寒椿
中澤 幸子 宮坂三智子 西口千世子
2009/11* 2009/11* 2010/1*
真直ぐに紅蓮炎の
ひがん花
残照に赤く染まりて
ねこじゃらし
吊橋の怖さをはやす
鵙高音
南 洋子 松尾 謙三 工原千賀子

12月の花 花八手 春日神社



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